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  • 執筆者の写真Shimizucho-SCI

令和元年6月期小規模企業景気動向調査報告


令和元年6月期小規模企業景気動向調査報告

概 要 (トピックス) 【増税前の駆け込み需要が限定的である中、先行きを不安視する根強い課題が散見される】 産業全体の業況DI(景気動向指数・前年同月比)は-7.6(前月-5.4、前年同月-3.7)で、前月比2.2pt悪化した。これから夏場を迎える中、エアコン等の耐久消費財の販売が好調であった一方、米中貿易摩擦等、不安定な海外情勢による県内製造業の受注活動への影響、慢性的な人材、資材不足といった問題は根強く、今後も厳しい状況が続くと考えられる。

【製造業】 業況は-14.7(前月-7.8、前年同月5.9)と前月に比べ6.9pt悪化した。水産資源の不足や輸送コストの上昇により、食料品関係では業況が大きく悪化したほか、機械金属関係では、米中貿易摩擦の影響により、海外からの受注が減少する等の事態が発生してきている。

【建設業】 業況は11.8(前月14.7、前年同月2.9)と前月に比べ2.9pt悪化した。一部の地域では依然として消費増税前の需要増があるものの、梅雨の長期化による工事への影響等から前月まで2ヵ月連続で上向きに転じていた業況は一旦落ち着いた。

【小売業】 業況は-16.7(前月-18.6、前年同月-8.8)と前月に比べ1.9pt好転した。これから夏場を迎える中、エアコン等の耐久消費財を購入する動きが広い範囲で見られた。また、今秋の消費増税を見据え、キャッシュレス対応への動きも活発化しつつある。

【サービス業】 業況は-10.8(前月-9.8、前年同月-14.7)と前月に比べ1.0pt悪化した。梅雨時期ということもあり、宿泊利用は低調であったほか、冬物クリーニングへの対応もひと段落し、景況感を高める材料に乏しい状況にあった。

令和元年6月期業種別業況DI推移表


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