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  • 執筆者の写真Shimizucho-SCI

令和2年1月期 小規模企業景気動向調査報告書

令和2年1月期 小規模企業景気動向調査報告書


1 調 査 概 要

(1)調査時点 令和2年1月31日

(2)調査対象 県下35商工会(うち34商工会より回答)【回収率97.1%】

(3)調査対象業種 製造業(食料品・繊維工業・機械金属)、建設業、小売業(衣料品・

          食料品・耐久消費財)、サービス業(旅館・洗濯・理美容)の10業種

(4)調査方法 商工会の経営指導員に対するアンケート方式

(5)集計方法 質問項目(業況、売上、仕入単価、採算、資金繰り)の「好転・増加・上昇」

        とする数値からそれぞれ「悪化・減少・低下」とする数値を引いた値

2 概 要 (トピックス)

【新型ウイルスによるサービス業への多大な影響が確認された】

産業全体の業況DI(景気動向指数・前年同月比)は-15.9(前月-13.5、前年同月-8.4)で、前月比2.4pt悪化した。サービス業において新型ウイルスによる影響は大きく、業況を押し下げた。その他業種でも懸念する声が聞かれ、今後も各地域・各業種での悪影響が予想される。

【製造業】

業況は-18.6(前月-19.6、前年同月-7.9)と前月に比べ1.0pt好転した。前月海外情勢の影響で売上が悪化に転じた機械金属業で小ロットではあるが受注回復が見られた点が業況を押し上げた。しかし新型ウイルスによる影響を懸念する声もあり、先行きに注視が必要と言える。

【建設業】

業況は5.9(前月2.9、前年同月2.9)と前月に比べ3.0pt好転した。台風を含む災害復旧関連工事は未だ受注がある他、西部地域では土木工事の特需が有り、業況を押し上げた。

【小売業】

業況は-25.5(前月-23.5、前年同月-15.7)と前月に比べ2.0pt悪化した。消費税増税による消費の減退が続いている他、暖冬の影響から衣料品小売業や食料品小売業の季節商品も振るわず業況を押し下げた。

【サービス業】

業況は-25.5(前月-13.8、前年同月-12.8)と前月に比べ11.7pt悪化した。新型コロナウイルスの影響は県内全域で見られ、外国人観光客の減少や旅館予約のキャンセル等が相次ぎ業況は大幅に悪化した。

3 本調査に関する問合せ 静岡県商工会連合会 産業振興課 



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