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  • 執筆者の写真Shimizucho-SCI

令和元年度11月期小規模企業景況調査報告

更新日:2020年3月2日

令和元年度11月期小規模企業景況調査報告


1 調 査 概 要

(1)調査時点 令和元年11月30日

(2)調査対象 県下35商工会(うち34商工会より回答)【回収率97.1%】

(3)調査対象業種 製造業(食料品・繊維工業・機械金属)、建設業、小売業(衣料品・

          食料品・耐久消費財)、サービス業(旅館・洗濯・理美容)の10業種

(4)調査方法 商工会の経営指導員に対するアンケート方式

(5)集計方法 質問項目(業況、売上、仕入単価、採算、資金繰り)の「好転・増加・上昇」

        とする数値からそれぞれ「悪化・減少・低下」とする数値を引いた値


2 概 要 (トピックス)

【消費税増税に伴う消費の減退や資材不足・人件費の高騰等課題が散見される】

産業全体の業況DI(景気動向指数・前年同月比)は-12.3(前月-10.1、前年同月-8.8)で、前月比2.2pt悪化した。季節性の強い衣料品小売業等一部業況回復が見られたものの、増税後の消費減退や仕入れ単価の高騰・人手不足の影響等、多くの業種で根深い課題が散見され業況は悪化、今後の動向についても注視していく必要がある。

【製造業】

業況は-13.7(前月-13.7、前年同月0.0)と前月に比べ変動なしとなった。機械金属業においては海外情勢の影響により業況が悪化した声が聞かれたが、全体としては前月に比べ大きな変化は見られず、12月の業況が注視される。

【建設業】

業況は5.9(前月14.7、前年同月8.9)と前月に比べ8.8pt悪化した。先月に引き続き台風被害による修繕業務の受注が多く多忙を極めているにもかかわらず、人手不足による人件費高騰や資材不足による資材仕入れ単価の高騰が要因となり業況を押し下げた。

【小売業】

業況は-24.5(前月-29.4、前年同月-23.5)と前月に比べ4.9pt好転した。消費税増税の影響と暖冬により冬物衣類の売り出しが後ろ倒しとなっていたが今月に入り売行きは回復、衣料品小売業の業況好転が全体の業況も押し上げた。

【サービス業】

業況は-16.7(前月-11.8、前年同月-20.6)と前月に比べ4.9pt悪化した。洗濯業では消費税増税の影響から常連客の客足が遠のいたとの報告がある等、消費減退が見られた。


3 本調査に関する問合せ 静岡県商工会連合会 産業振興課


 


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