top of page
執筆者の写真Shimizucho-SCI

清水町・川口さんのランチュウ、品評会で中部1位・2位を独占 愛情注ぎ 半世紀

沼津経済新聞 様よりお知らせいたします。

 

日本らんちう協会の「第110回らんちう品評会」中部本部・静岡県支部大会で10月2日、清水町の川口久男さん(75)が、今年生まれの「当歳魚」の部で1位と2位に当たる東大関と西大関を受賞した。(沼津経済新聞)


年1回開催される同大会。今年は愛知・三重・静岡・長野・山梨のランチュウ愛好家約130人が参加し、浜松市で開催された。今年生まれの「当歳魚」をはじめ、二歳魚、親魚の3部門で行う品評では、ランチュウの体の均整や尾の形、泳ぎ方、肉りゅうと呼ばれる頭部のこぶの発達具合などを総合して審査した。

 洋服の仕立業をしていた川口さんは20歳から趣味で金魚の飼育を始めた。川口さんの育てる金魚が評判を呼び、買い求める人が増え、1987(昭和62)年に川口金魚センター(現・観賞魚センターKAWAGUCHI)をオープンした。

 川口さんは「ランチュウは、3日に1回の水替えや1週間に1回程度の選別が必要で、手間のかかる生き物。大きく育てたいが餌を与えすぎると病気になりやすいというデリケートな一面も。その加減に気をつけ、成長したランチュウは育て上げた感動がある」と話す。

 品評会では全てのランチュウを同じ水槽に入れるため、病気にかかるリスクもあるという。川口さんは「昨年の全国大会に出したランチュウが病気にかかり、15匹全て死んでしまった。今年は別の水槽で育てていたランチュウを急きょ、種親(たねおや)にし今年の大会に出品した」と話す。

 ランチュウへの愛情を大いに語った川口さんは「大会に向けてランチュウをベストの状態に仕上げるのは、まるでスポーツ選手のよう。全国大会も頑張りたい。いつか全国大会で1位を取るのが夢」と笑顔を見せる。

 全国品評大会は11月3日に行われる。



沼津経済新聞


コメント


bottom of page