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2019年11月8日2 分

令和元年度9月期小規模企業景況調査報告

最終更新: 2020年1月8日

令和元年度9月期小規模企業景況調査報告

1 調 査 概 要
 

 
(1)調査時点 令和元年9月30日
 

 
(2)調査対象 県下35商工会(うち34商工会より回答)【回収率97.1%】
 

 
(3)調査対象業種 製造業(食料品・繊維工業・機械金属)、建設業、小売業(衣料品・
 

 
          食料品・耐久消費財)、サービス業(旅館・洗濯・理美容)の10業種
 

 
(4)調査方法 商工会の経営指導員に対するアンケート方式
 

 
(5)集計方法 質問項目(業況、売上、仕入単価、採算、資金繰り)の「好転・増加・上昇」
 

 
        とする数値からそれぞれ「悪化・減少・低下」とする数値を引いた値


 

 
2 概 要 (トピックス)
 

 
【駆け込み需要による消費拡大が顕著に見られ業況は好転】
 

 
産業全体の業況DI(景気動向指数・前年同月比)は-4.2(前月-8.1、前年同月-14.2)で、前月比3.9pt好転した。小売業やサービス業を中心に消費税増税直前の駆け込み需要が確認された。特に小売業において実感する声は大きく、業況を押し上げた。
 

 
【製造業】
 

 
業況は-14.7(前月-15.6、前年同月-9.8)と前月に比べ0.9pt好転した。駆け込み需要による受注の増加がみられ業況を好転させた。一方で人手不足や資材不足の影響か仕入れ単価の高騰もみられた。
 

 
【建設業】
 

 
業況は8.8(前月11.8、前年同月-11.8)と前月に比べ3.0pt悪化した。増税前の受注増加により売上を確保できているという声は大きいが、職人不足に伴う人件費の高騰や外注費の増加は深刻化している。
 

 
【小売業】
 

 
業況は-2.9(前月-16.7、前年同月-18.7)と前月に比べ13.8pt好転した。衣料品・食料品・耐久消費財、すべてにおいて駆け込み需要による売り上げの増加を確認、業況を押し上げた。
 

 
【サービス業】
 

 
業況は-7.8(前月-11.8、前年同月-16.7)と前月に比べ4.0pt好転した。9月の週末は比較的に天候が安定しており、観光地では来訪者が戻ったとの声が聞かれた。また理美容業では駆け込み需要も確認され業況を好転させた。